ホテル予約や、ショッピングモールサイト、美容院予約などなど、普段皆さんが使っているサイトって、店側はその運営元に手数料を支払うというモデルになっているわけです。
まあこれは当たり前なんですけど、お店側は結構苦しそうですね。
https://twitter.com/i/moments/950259269068251136
・OTA(ホテル予約サイト)の手数料は15-18%
・自社サイトで割引すると予約サイト上でBANされる
・なのに予約サイトには10%OFFでセールされちゃう
・googleのの広告枠を予約サイトに買われて自社サイトのSEO対策がうまくいかない・・・
ホテル業界のOTA問題が深刻。
ウチで売るならそこを最安に設定しなさい、自分の所で勝手に割引したら追い出すよ、ってことですね。
お店としては、自社サイトで売れれば手数料分割引できるので、例えば、10,000円の価格設定のうち、20%手数料引かれて売上8,000円。本当は自社サイトでは9,000円で売りたいけど、それやるとアカウント停止されたりすると。(こういうのって独禁法に引っかからないんでしょうか)
しかも売上の%だけじゃなくて、月額まで取られたりするところもありますね。厳しい。
で、消費者としても、その手数料分高く買わされているわけです。
まあこういう仕組みって当たり前なんですが、最近いろんなことにイノベーションが起きているから、こういったモデルも今後はどうなのかなーと。
例えば、各店舗の本当の希望価格を登録、または割引率を登録しておくとこちらからクローリングして割引後価格を表示する、というようなプラットフォームを作ったらどうなのかなー。
卸価格表示サイトみたいな。
クローリングとは、ロボット型検索エンジンにおいて、プログラムがインターネット上のリンクを辿ってWebサイトを巡回し、Webページ上の情報を複製・保存することである。 クローリングを行うためのプログラムは特に「クローラ」あるいは「スパイダー」と呼ばれている。クローリングとは – IT用語辞典 Weblio辞書クローリング 辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書Weblioは561の専門辞書や国語辞典、百科事典から一度に検索する辞書サイトです。
または、どこかに掲載されている価格をクローリングして、店側に直で割引依頼をする(メルカリみたいに値引き交渉をするようなイメージ)ところまでを、半自動で行って、消費者に提示するプラットフォームとか。
手数料じゃなく店や客から会費、という形でとるか、広告モデルか。利用者やお店のリストが集まればそこからのマネタイズも出来そう。
ともあれ、
店→余計な中間コスト省いて高く売りたい。
消費者→手間なく一番安い物を探したい。
ここを本当に解決する物が出来たら、便利だしハッピーですね。
ここでちょっと思ったんですが、クローリングという技術もブロックチェーンで行えば、IP分散するし良いんじゃないのと。
ビットコインなんかも、銀行を介さない事で送金の手数料を安く済ませる、という仕組みなので、こういった紹介モデルも技術革新で消えていくのかもしれませんね。なんかそういう時代。
ちょっとマニアックな話になっちゃいましたが、「こういうのがあったら便利だな」と言うのを考えていくと、それがビジネスになっていったりするので、実現可否は別としてそういった視点を持つと、何かチャンスが生まれるかもしれません。
ちょっとこれは大変そうなので、自分では厳しい。誰かやらないかなー。
追記
ザッカーバーグも同じようなこと言ってた。
https://jp.cointelegraph.com/news/zuckerberg-eyeing-out-power-of-cryptocurrencies
限られた数の大きなIT企業とテクノロジーを使って市民を監視する政府が増えるにつれ、多くの人がテクノロジーが非中央集権する力ではなく、権力を特定の人に集中させるものだと思っている。
このトレンドに逆流する重要なものがでてきている。例えば暗号化技術と仮想通貨だ。これらは中央集権化されたシステムから権力を奪い人々の手に戻す。